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聖イシュトバン教会広場での民族音楽
by 日詰明男
国際会議の全日程が終わり、自由の身になったので、ブタペスト市内を散策することにした。
今日は日曜日。
方々でバザーの人だかり。
とりあえずシナゴーグ観光をする。
さしたる感動もなく。

地下鉄駅に向かって歩くと、巨大スクリーンにスペイン対イタリア戦が映し出され、群集がそれを見て一喜一憂しながらビールをあおっていた。
どうもブタペスト市民は双方を半々の割で応援しているようだ。
私もゲームオーバーまでビール片手に付き合うことにした。
5分に一回は画像が落ち、復旧を待たねばならない。
ああまたかという感じで群集はおおらかに待つ。

結局1対1の引き分けで穏便に終わった。
群集はよっこらしょと退席を始めた。

私も席を立ち、足の向くまま歩き始める。
ふと、遠くから群集の大合唱が聞こえてきた。
見ると建物の合間に巨大な旗がいくつも振られて波打っている光景が見えた。
なんだろうと思い、足早に向かう。
それは聖イシュトバン教会前の広場だった。
建物も広場もとにかくでかい。
その広場を大群衆が埋め尽くしていた。
着いたときはちょうど合唱も終わり、何らかの式典が終了した雰囲気だった。
広場を埋め尽くす群集は動き始めていたが、やがて会場に民族的な音楽の演奏が始まった。
見るとまだステージには楽隊がいて、演奏をしている。
主な楽器はギター。
補助的にバイオリン。
なんと哀愁を帯びた旋律だろう。
周りの人は高揚し、手をたたき歌う。
この音楽はいつまで続くのか、収束に向かう気配がない。
途中で午後6時の鐘が激しく鳴り響き、演奏に加わった。

音源は
http://www.youtube.com/watch?v=9TipiPOfWmc&feature=g-upl
このままいつまでも続いてほしいと思って聴いていたが、どういうタイミングなのかわからないが、演奏家たちは演奏をきれいにしめくくる。
いったいこの音楽は何なのだろう。
そもそもこの集会はなんだったのだろう。

片づけが始まっていたが、群集のほとんどは帰らず、なんだか余韻に浸っているようだった。
広場の中央でなにやら渦巻きのような動きがあった。
人々が円陣を組んで回り始めているようだ。
さきほど聞いた旋律がふたたび聞こえ始めた。
私は録音機の電源をそのままにしてその円陣に近づいた。
円陣の中心には10名ほどの人がギターを弾き、ジャンベをたたく者数名。
その周囲に2つの輪が自然に形成され、カスタネットやタンバリンを打ちながら踊っていた。
内側の輪の人々は踊り方も激しく、回転周期も短い。
外側の輪はゆっくりと踊る人々向けという住み分けがされているようだ。
どんどん踊り手が加わり、その輪はみるみる大きくなっていった。
老いも若きも、僧侶までもがトランス状態で踊りまくっていた。
とくに若い女性が乗りに乗りまくっている。

こりゃ本物の盆踊りである。
この盆踊りはとどまることを知らず、延々と続いた。
制止する野暮な人もいない。

民族音楽の力はすさまじい。

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