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蚊帳の外から都知事選をみる
by 日詰明男
所用があって東京へ出かけた。

桜は散りかけとはいえ、やはりきれいなものだった。
ソメイヨシノはいわば人工的なクローン植物。
文字通りの「あだ花」である。
資本主義経済とヴァーチャル社会の最右翼=東京にこそふさわしい。

その東京都では一週間後に都知事選控え、町のあちこちで候補者公示の掲示板を見かけた。

あれ?
なにか異様な風情。
肖像ナシの文字だけのポスターが3枚もある!
コンビニのコピー機で印刷しただけのものと思われるポスターもあり。
こんな選挙がかつて世界であっただろうか?
文化人類学的な興味から、おもわず写真を撮ってしまった。

頬をほんのり赤らめて、化粧あるいは修正したと思われる、さくらきんぞうの肖像もかわいい。

トンデモ都市「東京」もいよいよ最終ステージへ足を踏み入れた感がある。
将来、若桑みどり氏あるいはその後継者が、平成18年の図像学トピックとして必ずや取り上げるだろう。

中でもいちばん目をひいたのは、一見怪文書に見える肖像無しポスター。

外山恒一(とやま こういち、1970年7月26日 - )
内容を読むと、かなり気が利いている。
どんな人なんだろう?

その晩、帰宅するとNHKテレビで政見放送をやっていた。
タイミングよく、外山恒一が出てきた。
度肝を抜く発言の数々。
じつに良く推敲されている。
笑いのツボもおさえている。
ポスターのインパクトを遥かに凌ぐ、凄いアジテーションの芸だった。
選挙の無意味さ、民主主義のナンセンスさを笑い飛ばし、アナキズムを高らかにうたっていた。
広告代理店による思想統制にたったひとりで挑み、見事一矢報いましたな。

見逃した人も大丈夫。よくしたものでYoutubeで見られるようだ。
ニート君たちが次から次へとアップしてくれているのだろう。

http://www.youtube.com/watch?v=l2C9lv5t0yQ

この政見放送によると、彼は2種類のポスターを貼っているとのこと。
しまった。不覚にも1種類しか読んでいなかった。

彼は本気で政府転覆をめざす戦後最大のアーティストかもしれない。
若かりし赤瀬川源平も真っ青である。
ついにこういう才能が頭角をあらわしたか。
太田光や松崎菊也も少し荷が軽くなるのではないかな。

彼のブログもみつけた。

http://www.warewaredan.com/blog/
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%96%E5%B1%B1%E6%81%92%E4%B8%80

彼は大澤真幸を読み込んでいるようだ。
頭がよくて表現力(実行力)もある。
あらゆる意味で、彼は時代の寵児だと思う。
この国の行く末も俄然面白くなってきた。


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